神経整体の最大の特徴は、「神経の伝達異常」を改善する点にあります。

筋肉や関節ではなく、神経にアプローチ

一般的な整体院の多くは、症状改善の際に、「筋肉」や「関節」にアプローチしても「神経」にアプローチする事はできません。
硬くなった筋肉に直接アプローチをすることで筋肉を緩め痛みを緩和する事は出来ますが、一時的にある程度症状は軽くなったとしても、早い段階で痛みが逆戻りしたりと「根本改善」には至りません。

神経は筋肉の中にもあり、筋肉を触れば神経にも刺激が伝わります。
それなのになぜ、筋肉を押すだけの施術では「神経の伝達異常」は改善しないのでしょうか?

なぜ筋肉を押す施術では、神経の伝達異常は改善しないのか

筋肉を押したりする行為では、「外圧」という力が加わります。
そのため、体は外圧に抵抗しようとして「防御」してしまうのです。
これを「防御反射」と呼びますが、これは体の正常な機能なので自分でコントロールする事はできません。
施術の上手い人と下手な人の違いは、この防御反射をいかに減らしながら施術出来るかという点にかかっています。

筋肉をグッと押す施術ではどれだけ繊細に施術を行っても、外圧をかけるため防御反射をなくす事はできません。
この防御反射があるため、外圧の刺激では表面に近い筋肉が緩む事はあっても、体の深い部分は防御されてしまい改善する事ができないのです。
ですので、神経伝達が改善する事はなく、深い位置にある筋肉(インナーマッスル)には刺激が届かない事が殆どです。

神経整体では「外圧」ではなく「内圧」を駆使

一方で、神経整体では外から押す外圧ではなく、「内圧」を使って施術を行っていきます。これにより、防御反射を起こさずに施術を行うことができます。

内圧とは、その人自身の「体の重さ」です。
施術を行う部分にその人の「体の重さ」を集中させ内圧を高める事で施術をしていくのです。
この方法では、外からの力ではなく、常日頃感じてる体の重みしか使っていないため、防御反射が起きず、体の深部まで施術を行うことが可能になります。
神経整体では、この内圧をかけて神経の反射を促すことで、働いていない神経を正常に働ける状態にします。

この内圧を使った施術の最大の特徴は2つあります。

  1. 痛みを伴わないソフトな施術である。
    非常に繊細な施術になりますので、痛みを伴いません。「痛いのは苦手」という方でも安心して受ける事ができます。
  2. 表面ではなく体の深部まで施術する事が可能。
    一般的に筋肉を押す施術では表面上の浅い筋肉までしか刺激が届きません。しかし、内圧を使うことで深部まで施術する事が可能です。一般的な整体ではアプローチする事が不可能な体の深部である中枢神経(脳や脊髄)も施術可能となります。

神経整体は、従来の整体とは異なるアプローチで、痛みや不調の根本的な原因を改善する施術法です。